ヤヨイnikki

なかなか垢抜けないアラサーOLの雑記

na i ta

 

新幹線はおもっていたよりも混んでいなくて、降りるとそこはおもっていたよりもずっとさむかった。停車位置のないホームで、高校3年間利用したワンマン列車を待つ。電車がホームに入ると、横からおばさんが2人、割り込んでわたしより先に電車に乗り込んだ。嫌でも覚えてしまった停車駅の順番も、もうすっかり忘れてしまっていた。短いスカートを履いた高校生を見て、「ああ、もうわたしは「この前まで高校生だった」わけではないんだな」とおもった。

 

相も変わらず空はきれいで、雲の輪郭がはっきりしている。ここでは時間がゆっくり流れる。

 

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実家のパソコンでメールを確認したら、下書きのボックスにまだ残ってた。5:52。忘れることが惜しいともおもわなかったのに、忘れてたことがかなしかった。無かったことになんてならないのに、時間はすべてを奪っていくから、ただむなしいだけだね。今はもうむなしいだけだよ。